DTGプリントに必要なファイル形式とDPI解像度は何か?鮮明でプロ品質のDTGプリントを作成するには、適切なデータ作成基準を満たす必要があります。業界標準は、原寸100%サイズで300 DPIの解像度を持つ透過PNG-24形式の画像ファイルです(例:14×16インチ=4200×4800ピクセル)。従来の紙印刷と異なり、最新のDTG用RIPソフトウェアはRGB色空間(sRGBまたはAdobe RGB 1998)に最適化されています。RIPがRGBデータをCMYK+白インクに直接変換することで、広色域な発色を実現します。72 DPIのWeb画像や背景が白ベタのJPEGを使用すると、画像の粗さや濃色生地への不要な白枠印刷の原因となります。
プリプレス&データ作成 ファイル標準 DPI&解像度

DTGプリントに必要なファイル形式とDPI解像度は何か?

読了時間:約8分
執筆:GNFEIエンジニアリングラボ
更新日:2026年9月
DTGプリントに必要なファイル形式とDPI解像度は何か?

DTGプリントの絶対ルール:原寸100%・300 DPI・透過PNG-24・RGBカラーモード。 高性能な産業用プリンターであっても、72 DPIの粗い画像を補正することはできません。

本稿では、解像度の計算式、推奨ファイル形式、そしてなぜDTGではRGBでデータを作るべきなのかを詳しく解説します。

DPIとピクセル数:印刷解像度の計算式

DPIは Dots Per Inch(1インチあたりのドット数)を指し、生地1インチに何ピクセルを割り当てるかを定義します。

正確なキャンバス作成の計算式:
インチ幅 × 300 DPI = ピクセル幅
インチ高さ × 300 DPI = ピクセル高さ

例:14 × 16インチの前面プリントには、300 DPIで 4,200 × 4,800ピクセル のキャンバスが必要です。
300 DPI(業界標準)

最高精細な輪郭、3ptの極小文字の可読性、滑らかなグラデーションを完全再現。

150〜200 DPI(許容最小限)

大きなヴィンテージ柄や背面のビッグプリントには許容範囲ですが、細部はやや甘くなります。

72 DPI(印刷不可)

Web用画像は拡大すると激しいジャギーやボケが発生します。決して使用しないでください。

DTGに最適なファイル形式の比較

RIPソフトに読み込ませるべき推奨フォーマット:

1. PNG-24 (.png) — DTGに最も推奨される形式

可逆圧縮と完全なアルファ透明度をサポート。RIPがデザインの輪郭を自動認識し、正確な白下地を生成します。

2. TIFF (.tif) — マスター保存用の標準形式

非圧縮・可逆圧縮でレイヤーやICCプロファイルを保持する高品位フォーマット。

3. ベクターPDF / EPS / AI (.pdf / .ai)

拡大縮小しても劣化なし。必ずすべてのフォントをアウトライン化(曲線化)してください。

4. JPEG (.jpg) — 濃色Tシャツには絶対NG

透過に対応していないため、白い背景が巨大な白ベタ四角として黒Tシャツにそのまま印刷されます。

DTGプリプレス処理フローチャート図解

DTGプリプレス処理フローチャート図解

RGB vs CMYK:どちらのカラーモードで作成すべきか?

DTG印刷では 必ずRGBモード(sRGBまたはAdobe RGB)で作成・保存してください:

1. 最新RIPはRGB入力を前提に設計

RIP内部の色変換テーブルがRGBからテキスタイルインクへ直接変換し、より広い色域を再現します。

2. sRGBおよびAdobe RGBの広色域

従来の紙用CMYKでは表現できない鮮やかな蛍光色やネオンブルーを再現できます。

3. ブラックノックアウト(黒生地同化)

完全な黒 #000000 (RGB 0,0,0) をRIPが自動検知し、インクを吐出せず生地の色を利用して風合いを高めます。

ファイル形式の互換性マトリクス

ファイル形式 アルファ透過? 可逆圧縮? DTG推奨度 主な用途
PNG-24 (.png) 対応(8bitアルファ) 対応(可逆) 強く推奨 標準的な印刷用データ
TIFF (.tif) 対応(アルファチャンネル) 対応(非圧縮) 強く推奨 写真マスター・高精細アート
ベクターPDF / AI 対応(ベクター透過) 対応(ベクター) 推奨(フォント要アウトライン) ロゴ、文字、ベクターイラスト
Photoshop PSD 対応(レイヤー透過) 対応(ネイティブ) 推奨(統合データ推奨) 多層レイヤー制作データ
JPEG (.jpg) 非対応(白ベタ背景) 非対応(非可逆圧縮) 非推奨 淡色・白Tシャツの全面柄のみ
Featured DTG Machinery

GNFEI F85G3 — 完璧なデータ処理能力と産業用印刷精度

デュアルEpson i3200ヘッド | 高機能RIPソフト標準付属 | 1200×2400 DPI

GNFEI F85G3 DTG Printer
  • ✓デュアルEpson i3200ヘッド — 300 DPIの高解像度データを1ピクセルも余さず再現
  • ✓純正プロ用RIPソフトウェア付属 — PNG-24、TIFF、PDF、PSDをドラッグ&ドロップで高速読み込み
  • ✓自動透過マスク生成 — 手動マスク作成なしで白アンダーベースを瞬時に計算
  • ✓広色域カラーエンジン — sRGBおよびAdobe RGBプロファイルの鮮やかさを最大限に発揮
  • ✓40×60cm特大プラテン — 最大4700 × 7000ピクセルの大容量データに対応

よくある質問:DTGデータ作成と解像度

Q1. なぜDTGにはJPEGよりPNG-24が良いのですか?▼
PNG-24は背景透過を保持できるため、濃色Tシャツに不要な四角い白枠が印刷されるのを防ぎます。
Q2. Photoshopで72 DPIを300 DPIに拡大しても良いですか?▼
無意味です。単にぼやけたピクセルを水増しするだけなので、必ず最初から300 DPIで制作してください。
Q3. 12×16インチのプリントに必要なピクセル数は?▼
12×300=3600px、16×300=4800pxとなり、3600×4800ピクセルのキャンバスが必要です。
Q4. CMYKで書き出すと色がくすむのはなぜですか?▼
テキスタイル用インクは紙用CMYKより発色範囲が広いため、RGBで書き出すことで鮮やかさを保てます。
Q5. 半透明のグラデーションはどう印刷されますか?▼
RIPが誤差拡散処理で微小ドットとして印刷します。5%以下の薄いボケ足は整えておくことを推奨します。
Q6. ベクターデータ内のフォントはアウトライン化すべきですか?▼
はい、RIP側でのフォント化けや文字崩れを防ぐために必須です。
Q7. PNGに埋め込むべきカラープロファイルは?▼
標準の sRGB IEC61966-2.1 または Adobe RGB (1998) です。
Q8. RIPソフトはPSDファイルを直接開けますか?▼
開けますが、レイヤー統合済みのPNG-24を書き出した方が高速かつ安全に処理できます。
Q9. 絵の周りに白フチが出てしまうのを防ぐには?▼
RIPソフトの「ホワイトチョーク」機能を有効にし、白下地を1〜2ピクセル内側に縮小します。
Q10. GNFEI F85G3は大容量データをスムーズに処理できますか?▼
付属の64bit高速RIPエンジンにより、500MB超の高解像度ファイルも数秒で展開処理します。

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